身体に不自由があっても快適に住める家とは

●高齢化社会を前提にしたバリアフリー住宅●いまは何の障害もない若い人だけの世帯であっても、いつ病気やケガで自由に動けなくなる時期が来るかわかりませんし、長い目でみればいつかは年老いて体が不自由になるものです。それだけに、これから家を買ったり、建てたりするときには、バリアフリー住宅にするのをお勧めします。私たちは、バリアフリー住宅といえば、身体の不自由な人やお年よりに必要な住まいと考えがちです。しかし、よくよく考えてみますと、身体の不自由な人にとって快適な住まいであれば、健常者にとっても快適な住まいなのです。敷居に段差があれば、元気な人でもつい不注意でつまずいてしまうことがあります。まして小さな子どもがいる場合には、その危険度はさらに高まります。バリァフリー住宅にすれば、多少予算が高くなりますが、そのぶん、公庫融資の割増融資が受けられるなどのメリットもあるので、それを利用しておくのが得策といえます。では、バリアフリー住宅とはいったいどのような住宅なのでしょうか。公庫融資のもっとも低い金利が適用されるための条件から見ますと、左下のようになっています。まずは、段差の解消。玄関や廊下、各居室などとともに、トイレ、洗面所なども対象になっています。つぎは通行幅。廊下の幅は七八cm以上が原則です。この幅がないと、手すりをつけたときの通行がむずかしくなるし、車いすでの動きが困難になります。同様に出入口の幅も七八cm以上を確保する必要がありますし、浴室の出入口は原則として六○cm以上となっています。そのほか、浴室の広さや階段の勾配などにも安全を考慮すること、などが要件になっています。